魂が震えた日

 

 

 

時は平成。前略プロフからmixiへと棲家を移し、足跡を気にする生活を終えてたどり着いたCROOZ blogに思いの丈を綴っていたオタクが、令和になってからはてブロに手を出すことになるなんて、正直思ってもいませんでした。

 

 

アラサー越えてover30、おばあちゃんになってもオタクしてようね〜!なんていう学生時代の約束は、今のところ無事に守られ続けています。

 

 

 

就職し、コロナ禍を経て、流石に少しは落ち着くかと思ったオタ活は寧ろ勢いを増すばかりです。渡辺えりさんの如く老後の資金がありませんと叫びたくなるのも時間の問題だなと思いつつ、【推しは推せるうちに推せ】を身をもって体験してきた者として、今に全力投球するしかないのも揺るぎない事実だったりします。

 

 

 

と、随分な前置きになりましたが、現場記録だけではとても間に合わない、どうしても記録に残したい出来事と出会い、このブログを書くことに決めました。

 

 

 

まぁ続くかどうかは分かりませんが、とりあえず今の気持ちを残しておくことにします。

 

 

 

 

 

 

2023312日。東西ジャニーズJr.Spring paradise 大阪松竹座 IMPACTors公演の幕が降りました。

 

 

 

この日に抱いた想いや経験した感動は、これから先わたしが生きていく上で、絶対に必要になる。

 

 

 

だからこそ、記憶を記録として覚えている限りで記したいと思います。

 

 

 

そしてこの話をするにあたっては、ここに至るまでの個人的な気持ちの変化と、悲しみに暮れたあの日のことも話しておかなければいけないので、長くなるけれどかなり遡って書きたいと思います。

 

 

 

 

 

【基俊介くんとの出会い】

 

 

 

そもそも、わたしが基くんという存在を知ったのはIsland TVCFBを無音で踊ってみた動画で、当時岩本担だった友人に、彼を慕う後輩として紹介されたのが覚えている限りでの最初でした。

 

 

 

"知った" と言っても珍しい名前だな、ダンス上手だな、くらいで、正直特に興味はありませんでした。(改めて見返すと、どうしてあの時スルーしてしまったんだろうと自分を責めたくなるくらいにはいい動画です。)

 

 

 

その後に炎の体育会TVの水泳部で尊敬する先輩に深澤くんの名前をあげてくれていて、とても嬉しくて、そこでやっと認識するくらいの人になりました。

 

 

 

と言っても、クリエC時代は全く追いかけたりはしていませんでしたし、Mステでグループ名がついた時もおめでとう〜良かったね〜くらいにしか思っていませんでした。(ちなみにこの回は横原くんを布教されていたので横原くんの方がちゃんと見ていた気がします。)

 

 

 

そして一つ目のターニングポイントが、2021年の春、滝沢歌舞伎ZERO2021

 

 

当時深澤くん沼にどっぷりだったわたしは、何度か観劇するうちに基くんを意識するようになっていました。深澤くんへの絶妙なイジり方はもちろん、タイミングの測り方や話の持っていき方が上手だと思いました。アピールポイントで本人も言っているように、痒いところに手が届く、ような後輩力。そして声がとても好きでした。聞き心地がいいというか、耳に残るというか。

 

 

あと新幹線のトイレのモノマネに果敢に挑戦し、本家を引き出してくれたことも印象深い出来事でした。

 

 

 

御園座の帰りに、「やばい、ハマったらどうしよ」と写真に収めた個人名の幟は、今となっては伏線回収にほかなりません。

 

 

 

 

 

そんなこんなで気になる存在で迎えたSummer paradise 2021。チケットが取れたので行ってみよう、くらいの気持ちで行きました。

 

 

 

 

そもそもJr.の現場にまともに入ったことが無かったので、とりあえず言われるがままにキンブレシートを作り、直前にセブンで印刷した名前の文字をうちわに貼り付けて。

 

 

 

 

そして、見事にハマりました。

 

 

 

 

セトリといい演出といい、元赤西担がときめかない訳がなく、終始興奮しながらキンブレを振っていたことを覚えています。あと回らないタイプのミラワンも印象的でした。ちなみに、一緒に行った友人は、奏くんのうちわを持って入ったのに終演後には影山くんに堕ちていました。

 

 

 

 

そんなこんなで、所謂「推し」になり、虎者に行ったり、舞台 あの子より、私。に行ったり、IslandTVを漁ったりしましたが、すでに掛け持ちをしていたことと、Jr.担をやったことが無かったために「担当」を名乗れるほどではないかな、と思っていました。

 

 

 

担当と推しの違いを明確化できるわけでもなく、あくまでも個人的な感覚でしかないのですが、自分の中ではなんとなく線引きがあったので一旦ここではその言葉を使います。

 

 

 

しかし、その後の滝沢歌舞伎ZERO2022で、深澤くんと同じくらい基くんを目で追ってしまう自分がいることに気がつきました。

生化粧でのトーク回し、徳俵の旦那の会見での見事な煽り、磨きのかかった後輩力、かと思えば自分たちのパフォーマンスの時には全く違う表情を見せる、そんなところにどんどん虜になっていきました。

 

 

 

 

 

基くん オタクになる】

 

 

 

時を同じくして、IMPACTorsがキスマイのドームツアーのバックにつくことが判明しました。ところが、恥ずかしながら当時のわたしは、 Jr.担未経験だったこともあり、先輩のバックにつくことの価値や尊さを知りませんでした。加えて、これ以上沼を増やしたら破産する、という現実も重なり、「早くサマパラ発表してくれ〜」と、予定のない休みだったというのに西武ドームにもナゴヤドームにも行きませんでした。

 

 

これは本当に後悔でしかありません。なんでもっと入らなかったんだろう、と東京ドーム終わりに死ぬほど後悔をしますが、逆に言うとまだその程度の好きだったんだと思います。

 

 

 

そして迎えた東京ドーム公演。連日舞台通いだった45月から少し期間が空いたこともあり、久しぶりの現場だとワクワクして入りました。ここが、二つ目のターニングポイントになるとは知らず。

 

 

 

序盤からのエモセトリに興奮して、久しぶりの基くん可愛いな〜〜なんて思いながら双眼鏡を覗いていました。

 

 

 

 

そしてMC前ラスト、ENDLESS SUMMERからのキミとのキセキ

 

 

 

 

 

心が動かされた瞬間でした。

 

 

 

その時基くんは外周で踊っていました。しかし、目の前のアリーナのお客さんはほとんどがバクステにいるキスマイの皆さんを見ていました。(実際には基くんのファンも沢山いたかと思いますが、遠くから見た限りではそう見えました。)

 

 

 

決して注目される場面ではない。けれど、それでも、すごく真剣に、すごく楽しそうに踊る基くんがいて。

 

 

 

大袈裟に聞こえるかもしれないけれど、そこだけに光が当たっているように見えてしまって、目が離せなくなりました。

 

 

 

あぁ、愛おしいな、と。

 

 

 

もちろん、それが当たり前なのは分かっています。大切なライブのバックにつかせてもらうのだから、真剣にパフォーマンスするのは当然なんです。

 

 

 

でも、なぜかその時の基くんはすごく楽しそうで、すごく真剣で、そして、すごく儚く見えて。

 

本当に目が離せなくなって、心臓がぎゅーってなって。

 

 

初めての感情でした。

 

 

 

いつかあちら側に立たせてあげたい。

 

 

 

ペンライトの海の上で笑っている顔が見たい。

 

 

 

そう強く思っていました。

 

 

 

 

この気持ちを、この瞬間を忘れちゃいけないって思って、必死に双眼鏡を握りました。

 

 

 

そこからはもう一瞬でした。オタクって最速での沼り方を熟知していますもんね。

 

 

 

 

 

 

【サマパラとセクゾバック】

 

 

 

去年の6月、Summer Paradise2022の詳細が発表されました。公演の決定も嬉しかったですし、YouTubeの生配信があまりにも可愛くて期待は膨らむばかりだったことを覚えています。

 

 

しかし、当落日にトレンド入りした 1名義2公演。心無い言葉が飛び交って、正直悔しかったです。これについては当時の気持ちを日記に残したのでここでは割愛しますが、そんな時もあった ということは忘れずにいたいと思っています。

 

 

そして8月、サマパラが開催されました。1年前とは全く別の気持ちを抱いて入るサマパラ、そりゃぁもう最高でした。とっても楽しかった。入るたびに好きが募っていって、ただただ幸せでした。

 

 

ただ、初めてのアプリに翻弄され、仕事の調整も上手くできなくて、完全燃焼できたかというと正直そうでもありませんでした。楽しかったんだけどね。終わったことは仕方ないけれど、もっともっと全力を出せたら良かったなぁ、という気持ちが今もどこかに残っています。

 

 

そんなサマパラ期間を終え、ぴーすおぶけーき(ドラマも舞台も)の発表やら、最初はパーへの出演やらですごく充実した秋を送りました。

 

 

そして冬。JUMPのバックにつくとばかり思っていたので、セクゾバック説が流れた時には絶句しましたが、東京大阪と入ることができて、バックの基くんを浴びられて本当に楽しかったです。

 

 

 

単独だと基くんにロックオンしてしまうのですが、ツアーバックだと立ち位置でそれぞれのメンバーの素敵なところを沢山見ることができるので、さらにIMPACTorsが大好きになり、みんな愛しい!の気持ちが大きくなっていきました。

 

 

 

 

 

 

【感情の整理がつかない日々】

 

 

 

楽しかった大阪から帰京し、無事に仕事を納め、解放感に溢れながら乾杯をし、セクゾの話を友達に聞いてもらっていた1226日。

 

途中、なんの気無しに開いたSNSでの情報に、言葉を失いました。

 

 

 

 

突然すぎて理解ができず、涙も出ませんでした。

 

 

前日まで楽しかったのに。幸せだったのに。

 

 

半信半疑で記事を読み進めていったら、信じがたいけれど事実のような気もして、戸惑ってしまいました。

 

 

 

これまでに、辞めていく自担の背中を3回も見送った過去があるので、わたしが好きになるべきじゃなかったんだ、わたしが好きになったから辞めちゃうんだ、なんて見当違いなことを考えてしまうくらいには凹んだりもしました。

 

 

 

泣けないわたしより先に隣にいた友達が泣いてくれたり、心配して鈴木担が電話してきてくれたり、友達の優しさが唯一の救いで。それでも、まだ信じられなかったです。

 

 

本人たちの言葉ではなかったし、とりあえずカウコン見ようと言い聞かせて大晦日を迎えました。

 

 

そしたらカウコン放送に沢山乗ってて。こんなにワクワクして興奮したカウコン久しぶりでした。正直あんなに映るとは思っていなかったから嬉しかったし、かっこよかったし、TLは賑わってるし、あれ?もしかして辞めない?なんて思って。

 

 

だけど、次の日起きたらまた読みたくない記事がトレンド入りしていて。楽しかったのに、現実を改めて突きつけられて、だいぶ落ち込みました。

 

 

TVもぱったり上がらなくなり、ブログも読むのが苦しいような内容で、本当にこの先どうなってしまうのだろうかと不安でした。

 

 

 

そして気持ちの整理がつかないまま、舞台ぴーすおぶけーきが始まりました。

 

 

舞台に立つ基くんを見て、大袈裟だけど生きていることにホッとしました。お悩み相談に加えて、カウコン動画について触れてくれたり、要所にIMPACTorsネタを入れてくれたり(これに関しては共演者の皆さんの愛も沢山感じました)、見学のメンバーの話題に触れてみたり。千穐楽での挨拶や涙(レポで見ただけなんだけど)には色んな感情が湧き上がったけれど、それでもその時の基くんの言葉や姿をダイレクトに受け取れたことは、すごく貴重だったと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

【スプパラへの想い】

 

 

 

そんなわけで、年末から感情のジェットコースターではありましたが、ぴすけの時にはまだ会える約束がある、というのだけが救いでした。

 

 

 

でも、スプパラに関しては、次があるか分からない。彼らの言動から見れば、きっとこの先も表舞台に立ってくれるだろうし、そう信じたい。だけど、もしかするとステージに立つ彼らを見るのはこれが最後かもしれない。

 

 

 

この時は本気で3月末退所を覚悟していたので、3ヶ月ぶりにIMPACTorsに会える喜びと、不安を抱えたまま大阪入りをしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Spring paradise

 

 

わたし的初日は10日の昼公演でした。初日の分から散々レポを読み漁っていたので、緊張はしつつもそれ以上に楽しみの気持ちが強かったです。

 

 

横原担と手を握りあって、文字通り肩を寄せ合って(周りには配慮しつつね)特大なIMPACTorsを浴びました。噂には聞いてたPINKyは意識を保つのに必死でした。

 

 

そして、形は違えど一緒に「よぉいやさぁ」が出来たことはとても嬉しかったです。

 

 

 

 

 

11日の夜公演

 

この日は影山担と一緒に。基くんに落ちたきっかけのサマパラから常々連番していた相手なので文字通りの安定でした。

 

 

かげよこ厨基大先生のおかげで特大かげよこ劇場の幕が上がったことはこれから先も語り継いで行きたいです。

 

 

ちなみに前出の横原担とほぼ連番になったのも松竹の思い出として残しておきます。

 

 

 

 

31217時公演

 

前日の夜、これで最後のステージかもしれないと思ったらなかなか眠れませんでした。ここにきて怖気付くというか、この日を迎えてしまったら、次がないかもしれないという不安で押しつぶされそうで、開演前はわりと本気で具合が悪かったです。

 

 

円陣の声に震えて、幕が上がって、7人がいて。メソメソする暇がないくらい序盤から気合が入っていて、こちらも全力で着いていくんだって必死にペンライトを振りました。

 

 

 

MCは変わらない温度感で安心して、IMPACTorsらしいくだりに愛おしくなって、だけどその分寂しくもなってしまって、色んな感情が押し寄せてきました。

 

 

 

怒涛の後半戦がおわり、最後のオリ曲ブロック。あくまで個人の主観でしかないですが、今まで見たTOTWで一番気迫を感じました。もちろん、見ていた側のメンタルのせいかもしれませんが、圧倒されるほど気迫を感じて必死で目に焼き付けていました。

 

 

 

 

UR3日間で一番泣きました。それはもう仕方ない。きっとこれからもあの曲を聞いたら色んな感情が溢れるんだろうなぁと思うけど、それも思い出です。

 

 

 

 

そして、アンコールが終わったあとのインパクラップの大きさと一体感。特別な空間にいる気持ちでした。最後にキプフェを選んでくれたこと、その後のWe are IMPACTors!もあたたかくて幸せな気持ちになりました。

 

 

 

 

何よりも、緞帳が降りた後、終演のアナウンスが流れても鳴り止まなかった拍手が、その日の、これまでの全てな気がして、このグループを好きになって良かったと心から思いました。

 

 

 

 

言葉にすると安っぽくなってしまうけれど、この時感じた寂しさも悲しさも嬉しさも幸福感も、全部大切にしていたいと思います。

 

 

 

 

 

 

翌日の少年収にIMPACTorsはいなくて、出演番組の卒業が相次いで、本当に3月末なんだ……と落ち込んだのに東京公演があったことはまた別の機会に(あるかは不明)

 

 

 

 

 

過度な期待は禁物と思いつつ、願わざるにはいられないのがオタクの性なので、感情に素直に従いたいと思います。

仕事終わりに朗報が転がってきますように。